ありがとうございます。
我が国の二〇二一年でのCO2排出量は、世界全体で見ると僅か三%にすぎません。そして、二〇三〇年の予測では、CO2排出量は二・二%となっております。その差は〇・八ポイントにすぎません。この不確かな気温上昇を抑えるため、さらに、世界全体で僅か〇・八ポイントのCO2排出量を減らすために、国民に厳しい生活を強いることになります。
私たち参政党は、国民生活を犠牲にしてまで進める行き過ぎた脱炭素計画には反対でございます。重要なことは、石破総理が所信表明の質疑応答で、実効性のある地球温暖化対策のためには、我が国に比べても排出量の多い国々の取組が重要であり、その取組強化に向けて対話を進めてまいりますと答弁されているように、まず、CO2排出量の多い国が積極的に取り組むことが重要だと思います。
中国は、日本の十倍に当たるCO2を排出しており、その排出量はいまだに増えております。日本が削減する以上のCO2を新たに排出しているのが現状です。本当に地球全体のことを考えるならば、僅か三%と言われる日本のCO2を減らす努力をするよりも、世界全体で排出量の多い国々のCO2削減に取り組むことこそが、地球温暖化を止める最も効果的な近道だと考えます。
CO2排出量が多い国々に対して、外国製の太陽光パネルのように好天の昼間にしか発電できない技術ではなく、我が国が誇る、より優れた発電技術を提供することで、経済発展をお互いに実現しながら、地球全体で効果的なCO2削減を進める取組を望みます。そして、安定的なエネルギー供給を通じて、私たち国民生活が豊かになるような政策について、この環境委員会で議論できることを私は望みます。
次の世代によりよい日本を残すために、参政党はこれからも国民の声を代弁してまいりますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
私からの質問は以上とさせていただきます。本日は、ありがとうございました。