お答え申し上げます。
御指摘のブロッキングにつきましては、通信の秘密を侵す行為に当たり、また、問題ない情報まで閲覧できなくなる、いわゆるオーバーブロッキング、これを完全に回避することが困難であるため、国民の知る権利を制約するおそれがあるなど、課題があるところと認識しております。
一方で、オンラインカジノへの対策、これは極めて重要な課題であると認識しておりまして、具体的に、利用者の申込みによるオンラインカジノサイトへのアクセスを制限するサービス、フィルタリングサービスですが、その普及の取組、また、通信関係団体による違法・有害情報への対応等に関する契約約款モデル条項、この策定を支援し、それに基づく対応を各事業者に求めるなど、できることから対策を講じているところでございます。
また、御指摘の各国の状況につきましては、現在、まさに諸外国の法制度に関する調査研究を行っているところでございますが、先進諸国においても、違法なオンラインカジノサイトへのブロッキングの実施状況は様々であると承知しているところでございます。
総務省といたしましては、オンラインカジノ対策について、諸外国の状況も踏まえつつ、引き続き、関係府省庁と連携し、しっかりと検討してまいりたいと考えているところでございます。